Koméko mama Jounal ーアレルギーと米粉の小噺ー

アレルギーっ子を育てるママです。スギ花粉症の娘(小学生)と食物アレルギーの息子(5歳)がいます。アレルギーっ子の子育て話や米粉でつくるお菓子やパンなど更新していきます。

毎日のおねしょ。夜尿症!?アレルギーとの関係は?

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食物アレルギー持ちの息子(5歳)がほぼ毎日おねしょ。アレルギーとの関係は?

 

始まったのは12月でした。

 

夏場はおねしょなんて無関係だったのに、5歳の息子がほぼ毎日おねしょをするようになったのです。

 

布団の始末や洗濯物も増えるし親としてはイライラしちゃいますよね?

 

それでも怒るのは厳禁!

 

わかってはいるのですが、私もつい「なんでおしっこでちゃったの!?」なんて強く言ってしまいました・・・。

 

怒られると子供は自尊心が低下し、心は傷つきます。

 

我が家も子供がおねしょをして怒ってしまった時、息子はどんどん自信をなくしていき、また次の日もおねしょの悪循環でした。

 

そもそもなんでおねしょが始まったんだろう?ふと疑問に思いました。

 

そういえば最近息子の口から「ぼくにはどうせできないもん」という言葉も増えて、それとの関係も気になります。

 

考えられる可能性は・・・

  • 夏から冬になりトイレが近くなった
  • 集団生活でのなんらかの原因で自信がなくなった
  • アレルギーやアトピーの子供は夜の睡眠中も体がかゆかったり、睡眠の質がよくないのでホルモン分泌が悪くおねしょをしやすい (前に読んだ本にそう書いてあったのを思い出し、アレルギーと関係があるのかなと思いました)

 

私は上記の通り推測しました。

 

そして、気になるあまり地元で夜尿症を研究しているお医者様の夜尿症についての講演会に足を運びました。

 

そこで知った事実。私の推測はほぼ全部が正解!だったということです。

 

つまり、夜尿症の原因はいろいろありますが、

  • 膀胱の容量に比べて尿が多い
  • ホルモンの分泌 抗利尿ホルモンの分泌が悪い
  • ストレス
  • 眠りが深いなど睡眠の質
  • 遺伝 なんと患児の両親46%が自分も夜尿症だったとか

ということがあげられるようです。

 

アレルギーと夜尿症の関係は一見ないように思われますが、体がかゆく熟睡できていないため、抗利尿ホルモンというおしっこをがまんするホルモンの分泌が悪いという結果につながっているようです。

  

質のよい睡眠をとり、抗利尿ホルモンが十分分泌されることが重要です。

 

夜尿症についてくわしくは次記事にまとめます。

 

おねしょと夜尿症のちがいや治療方法などもまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

毎日のおねしょの対処法

 

まず、布団がぬれて処理に困ることが一番のイライラポイントだと自分で思いました。

 

それから息子に「あなたはできるのよ!」という自信もつけさせなければいけません。

 

そして、冬場はトイレが近くなることはしょうがないにしても、夜の水分補給を見直さなくてはと思いました。

 

そこで私がとった対策は・・・

 

  • 夜だけパンツからトレーニングパンツにかえて、さらにおねしょシートをパンツの中に使った
  • 防水のスリーパーを着せた
  • 万一のおねしょに備えて、布団にアルミシートを敷く
  • お風呂に入る時間を早めて、最後の水分補給の時間が早まるようにした
  • 精神面で自信をつけさせるために、毎日「今日できるようになったことはある?」という質問を続けた
  • 体操教室に週に1回通い始めた

 

レーニングパンツとおねしょシートの使用

まず、これについてはおむつでもいいかもしれません。

 

私がお話をうかがったお医者様はおむつを使ってもいいんだと断言してらっしゃいました。

 

しかし、息子の場合は自信喪失も原因にあったので、せっかくおむつがとれたのに本人に赤ちゃんへの逆戻りを意識させたくなかったのが大きいです。

 

防水加工で布団をぬらさない工夫
 

つぎは、防水加工のスリーパーアルミシート

 

息子にはこのスリーパーを着せて、布団にもアルミシートを敷きました。

 

アルミシートは100均の安いもので、おしっこがでても布団がぬれないようになりました。

 

100均だからおねしょされてもイライラしません。

 

お母さんがイライラしないことが一番です。

 

一日の最後の水分補給を考える

 

続いては水分補給についてです。

 

お風呂の後はだれでものどが乾くし、お茶をコップ1杯飲みますよね。

 

その1日の最後の水分補給の時間が早まるように、お風呂の時間を早めました。

 

だらだらと飲ませないことが重要です。

 

精神面のフォロー

 

最後に息子の場合は、早生まれで体が小さいのも重なって、保育園でできないことをいじられていたようなので、自信喪失も大きな要因だったと思われます。

 

あとおねしょの後にママにガミガミ怒られたことも大きな自信喪失の原因です。反省・・・。

 

自信を取り戻すため、まずは体操教室へ通い始めました。

 

今まで運動が苦手でしたが、やってみると鉄棒やマット運動など、5歳でもできることが増えていきました。

 

そして一日の終わりに毎日、「今日できるようになったことはあった?」と聞いていました。

 

「できないこと」じゃなくて 「できること」に意識を持たせるためです。

 

たいてい息子は「なにもないよ」と答えます。

 

でも、毎日よく観察していると些細なことでもなにかできるようになっているんですよね。

 

なにもないことはないんです。

 

だから私はこう答えていました。

 

「今日は高いところからジャンプできるようになったじゃない?前はこわかったよね。」

 

「今日は体操教室で苦手な鉄棒にチャレンジできたよね。」

 

「今日はごはんを残さず食べたよね。」

 

「今日は一人で着替えできたよね。」

 

「今日はおねしょしなかったね。」

 

めっちゃ些細なことです。

 

高いところからジャンプできるようになったって・・・普通なら褒め言葉ではないですが、昨日できなかったのに今日はできたことを褒めます。

 

これをするようになってから、息子の毎日の成長もきちんと意識して観察することができてママのためにもなりました。

 

こうして徐々に息子は自信を取り戻していきました。

 

おねしょは治った!?

 

こうして生活改善と自信を取り戻した息子ですが、おねしょはまだ完全には治っていません。

 

毎日はしなくなりましたし、とても改善はしましたが、月に1回程度おねしょをします。

 

5歳で月に1回以上のおねしょが3か月続くと、夜尿症という病気の可能性も出てきます。

 

夏場はどうなるのか?、6歳7歳になってもおねしょがあるのか?それらを考慮して夜尿症であった場合は治療していきたいと思います。

 

夜尿症の治療については次の記事にまとめますのでぜひ読んでみてください。